オーディションサイトのオーディションマスターです。
このページを見られているという事は、シンガーさんやシンガーソングライターさん、もしくはこれから歌手デビューしたい卵の方かと思います。
今までオーディションは受けられた事はありますでしょうか?
もしかして、「書類審査で落ちた」「歌唱審査でいっつも不合格」でしょうか?
確かに、歌が上手な人って世の中たくさんいるし、ボイストレーニングなどを頑張って努力している人もいますし、
その中で自分自身が合格して選ばれる事なんて本当にできるのか!?
と、疑問に感じたり、シンプルに実力不足かな…ルックスが悪いのか…?と、思われている方も多いと思います。

今回は、歌のオーディション、いわゆる歌唱審査などで合格する4つの秘訣を公開したいと思います。
オーディションサイトならではの見解で、ズバリお悩み解決して頂ければと思います。

歌のオーディションに合格する4つの秘訣

1-1.選曲を考えよう

 

歌のオーディションを受ける際に、先ず大事なのが選曲です。
オーディションでは、事前に課題曲が決まっているオーディションもあったりしますが、大半はご自身で音源を用意したり、アカペラにて歌唱というケースです。
選曲をする上で、もしかして自分が好きな曲などを選んでいませんでしょうか?
よくありがちなのが、「この曲が昔から好きなので選んできました!」というケースです。
ちょっと待った!
好きな曲を選ぶのが間違いとは言いませんが、

・その曲のキーはあなたに合っていますか?
・自分の声質を理解した上でその曲を選んでいますか?

はい、こちらとても重要な事になります。
自分が好きというだけで、アーティスト選び、選曲をするのはあまり良くありません。
例えば、現在メジャーにて活躍されているアーティストもやられている音楽やジャンルは自分が本来好きなジャンルとは違うパターンがほとんどです。

・自分にはどんなジャンルが合うのか
・自分はどんな声質なのか
・サビではどこの音が一番響くのか(ボイストレーニングではボイスポジションと言います)

こういった事を自分自身、しっかり知っているのです。
メジャーアーティストだったり、音楽シーンで活躍されている方はほとんどボイストレーニングを経験しています。
それこそ、ツアーに出る時などはボイストレーナーさんが一緒に帯同したりするくらいボイストレーニングは重要ではあります。
まだボイストレーニングを習われた事無い方は、先ずボイストレーニングを習うのも大事です。
その上で、ボイストレーナーと相談の上で、自分に合う曲や、自分の声質を自身でしっかり知る事はとても大事な事です。

1-2.練習はしっかりとする事!

選曲をしたならば、練習は当然しっかりしましょう。
基本的には、歌のオーディション、歌唱審査であればワンコーラス(イントロ~1サビの終わりまで)で審査してもらう事がほとんどです。
その短い1コーラスという時間の中でオーディションの合否が決まるのですから、短い時間だとしてもしっかり練習して下さい。

結構多いのが、棒歌いをする方です。
棒歌いとは、台本であれば棒読みと言うように、歌詞そのままを抑揚をつけずに歌う事です。
感情の表れなどが無い歌を聞いても、誰も感動しません、棒歌いは誰にでもできる事ですから。
仮に歌を習う事ができなかったとしても、一人でも良いのでしっかり練習を重ねて、自分で録音などしてみて、何が悪いのかをしっかり把握しましょう。

1-3.歌詞の内容をしっかり理解してオリジナリティーを出そう!

前項でも書きましたが、棒歌いにならないように歌詞の内容をしっかりと理解する事が大事です。
歌詞に感情移入をする為です。
他人の歌だとしても、自分なりにしっかり理解して『自分の歌のように』歌い上げ、オリジナリティーを出す事が大事です。
例えば、ちょっと古いかもしれませんが、徳永英明さんがカバー曲集をリリースされましたね。
徳永英明さんのカバーを聴いてみれば、全てがまるで徳永英明さんの曲に思える程、完成度が高いです。
※ちなみに、徳永さんはカバー曲をやられる際は当然キーを変えたりして対応しています。

しっかり歌詞を理解した上で歌う事で、その人にしか出せない味を出す事ができます。
そういった人の歌を聴いた時、感動させる事ができる確率が一気に上がります。
また、モノマネにならないようにも注意しましょう。
他人の曲でも、自分のオリジナリティーをしっかり出す、これが大事です。

1-4.うまく歌う事だけにとらわれるな!

オーディションですから、やっぱりうまく歌いたいですよね!
ですが、うまく歌う事だけにとらわれてはダメです。
何故かと言うと、審査する側は歌のうまさだけを見ていません。
もちろん、下手でもOKという意味ではありませんので、そこは履き違えないで下さいね。

例えば普段、ボイストレーニングをしていたとして、「サビでは音がフラットしやすいので気をつけるように」と教えられていたとします。
それで、オーディションの時までその事を考えすぎると、前項でお伝えしたような『曲への理解』が散漫になり、結果良いパフォーマンスができないという事になってしまいます。
ライブなどのステージで歌う時も一緒です。
基本、ライブとオーディションというのは、同じだと思って下さい。
あなたが歌っているところを見て、見てる側としては「なんか全然伝わって来ない」「なんかうまく歌おうと意識してる?」というのが実はバレてしまうのです。
審査員じゃないとしても、案外みんなそういうのって気づいてしまうのです。
コツとしては、歌っている最中に歌っている自分を俯瞰して見るくらいの心の余裕を持つ事です。

オーディションにおいて歌以外で大事な事

2-1.歌だけが全てではない

合格する事が大事なので、歌以外の大事な事もいくつかご紹介したいと思います。
実は『歌だけが全てではない』という事。
「はい?歌のオーディションなのに、どういう事?」
落ち着いて下さい。

オーディションで合格後、事務所と契約しますよね。
そうなったらば、事務所はもはや仕事のパートナーです。
一緒に仕事をする上で、あなたの歌だけを見て、聴いて決める事はやはりできません。
歌以外にも、

・どんな人なのか(人柄)
・目標などあるのか(将来性)
・その目標に対してどのような行動していこうと思っているのか(行動力)

こういった要素もとても大事です。
歌だけではなく、あなたという人間そのものを見られているという事はしっかり覚えておいて下さい。
と言っても、オーディションの時だけうまいことやろうとしても無理です、見抜かれてしまいます。
普段から自分がどう思われているのかなどを考えて行動しているか。
自分がしっかり目標を持って行動しているか、そういうのの積み重ねがオーディションでは見られますので、一朝一夕の付け焼き刃で勝負しようとしてもダメなのです。

2-2.特技はしっかりアピールする事

そう、特技はとても大事です
なんでも良いので、特技がなければ探しましょう。

例えば…

・中国語が少しできる、英語がしゃべれる
・スイーツ作りなら誰にも負けないくらい凄いの作れる
・船舶免許を持っている
・どんな本でも30分で読み終える事ができる
・砂の彫刻を作れる
・書道がめちゃくちゃ上手

…etc

なんでもOKです、あなたが自慢できる特技はどんどん自慢しましょう。
審査員の方は、あなたのどこの部分で興味を持ってくれるかわかりません。
アピールできる事はする!これは鉄則です。
もし、趣味や特技が無いのであれば、先程も書きました通り作りましょう。
合格する為であれば、趣味や特技を作るくらいは努力の一つなのです。

2-3.プロフィールはしっかり用意している?

プロフィール用紙はしっかりと用意していますか?
もしかして履歴書に書いていませんか?
プロフィールはオーディションにおいて、とても大事です
もちろん、審査側が履歴書を求めているのであれば履歴書でもOKです。
しかし、「プロフィール用紙を用意して下さい」であれば、プロフィール用紙を持っていきましょう。
プロフィール用紙は、例えば月刊オーディションなどの雑誌にも付録として付いていますし、
インターネット上でも検索すればたくさんあります。

プリンターが無い?PCが無い?
であれば、スマホを持ってコンビニに行きましょう。
最近はスマホからコンビニのコピー機でプリントアウトできます。

こういった細かい部分もしっかりとやる事で、「求められている事をきちんとやる人かどうか」「協調性があるかどうか」というのが見られているのです。

プロフィール用紙には、しっかりと写真を貼るのも忘れないで下さいね。
また、折り畳んで持参しないで下さいね。
折り畳んで持参せず、きちんとクリアファイルなどに入れて持っていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
歌のオーディションと言えども、歌はもちろん大事だし、曲の選曲も大事。
それらも大事ですが、人間性だったり、細かいところがしっかりできているのか、というのも非常に大事です。
もちろん書かなくてもわかる事ですが、遅刻するなんて絶対ダメです。

オーディションで合格するのは簡単ではないですし、合格してからも大変な道のりなのです。
少しでもこの記事を読んで頂き、参考にして頂ければ嬉しいです。
頑張って下さい!